今回は国語の解き方。
前から気になっていたのですが、当塾での国語の教え方の紹介にもなると思うので書きます。
なぜ書こうと思ったかというと、文章題(説明文や小説文)を解くときに、気になる解き方をする生徒が多いからです。
国語のテストを受ける際、テスト時間は決まっています。
そのため全ての文章を読んでいると時間が掛かってしまいます。
全ての文章を読むのではなく、設問をまず先に読み、その部分の文章を読んで問題を解く。
という解き方、よく目にしますが、、、
私の意見です。
あくまで私個人の意見ですが、
「全文読まないで内容把握できるわけがない!!!」
小学3・4年生ならできますよ。
問題も簡単だし短いし全部読まなくてもまあできるでしょう。
そもそも全部読む時間もあると思いますが、、、
でも中学生になってそんな甘い問題でます?
1年生のよっぽど簡単な問題ならできるでしょう。
3年生になって北辰とか入試でそんな問題出ませんよね。
特に説明文なんてあえて分かりにくい文章にしているわけです。
傍線部のすぐ近くに答えがあるような問題ばかり出るわけではありません。
でも、私の経験上全文読まなくて良いっていう塾の先生もいます。
まあ人それぞれなんでしょう。
当塾では、完全に内容把握するよう最初から読んでもらいます。
速読ではなく、速内容理解です。
これはすぐに身に付きません。
そうしようと意思をもって訓練しないとできません。
つまらない説明分などパラパラっと読んでしまう人は読んでしまいます。
ましてや日頃から全文読まないで問題を解いていたらずーっとそのままです。
ただですね。
一応ネットで調べたらびっくり!というかなるほどと思いました。
全文読まない派の意見はなんなのかと調べました。
まあ時間が掛かるからという意見が多いのですが、、、
その中の一つに納得な意見。
「どうせ分からないから、全文読まずに設問近くを読む。」
なるほどなと!
説明文は難しい言い回しをしている文章です。
どうせ読んだって内容理解できないんだからその分時間がもったいないと。
なるほどとは思いましたが、日ごろからそれじゃダメだろ!
そしてこういった生徒の特長は、おそらくそう教えられたことがあるんだと思います。
よくある小学生低学年向けの塾ではとにかく単純な問題をたくさん早く解きます。
それはそれで結構なのですが、どうしてもこういった解き方が身についてしまいます。
よくいるのですが、ひどい子になるとクイズだと思っている子が出てきます。
アイウエの選択問題。
自分の回答がアだと思う。
それは違うと言われる。
そうすると、「じゃあイ。」「あ、ウでしょ。」「あー、違う、多分エだ。」
考えることに脳が耐えられない状態ですね。
読解とは程遠い状態です。
そのまま中学・高校になったときに、絶対に困ります。
いや、社会人でも普通に困ります。
もしそういった解き方をしているようでしたら早いうちに気にかけてあげてください。
そしてこのくせはそうそう治りません。
ということで、おそらく賛否あるとは思いますが、当塾での国語の解き方のお話でした。